VDONext『紅場』 高志森×許冠文A【動画】

2012.01.29 Sun

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※画像:『紅場 VDONext』より

許冠文先生にインタビューした番組制作者側の一言。
「マイケルって、こんなにも辛抱強くて、
こんなにも礼儀正しい方だとは知らなかった!
60708090歳になった時には見習いたいわ」


あの頃、私はTVBで・・・

高:テレビ局の仕事については、別の見方をすれば、
以前の方が大変だったと言えます。
私がテレビ局にいた頃は、何日も家に帰らない日がありましたから。
役者だって、スタジオに入ったら、毎日毎日昼夜兼行で撮影が行われるんです。
それも、疲れきって地面に倒れるまでですよ!
それで漸く家に帰って休む事ができるんですが、
こうして頑張って来たからこそ、我々は成就する事が出来たんです。
周潤發、張國榮、劉徳華と言った役者が、梁朝偉もそうです。
皆、倒れるまで撮影を続けたものです。

許:私がTVBにいた三年間は、一度だってクリスマスを祝った事もなければ、
正月も過ごした事もありませんでしたね。休みがなかったのは、
そう言う特別な日に、『歡樂今宵』と言う番組をお届けしなければならないので。
だからその三年間は、元旦も、大晦日も祝った事がないんです。
バレンタインデーなんてあるわけがない!番組はこう言う風にして生まれたんです。
その代わり、以前のテレビ局の現場は、単純でしたけどね。
皆、心を一つにして作業をしたものです。
「キミは頭がいいから、これをやってみたらどうか!」とか、
「分からないなら、ちょっと待ってて!悪いわね!」とか、
「分からなかったら、分かる事をすればいいから」
と言う風に、とっても自由でしたね!
一方、今はとても“政治的”ですね。たとえ才能があったとしても、
誰かに就かなければ仕事にありつけない。
自ら進んで行動しないと、誰からも声を掛けて貰えない。
8年契約を結ばないなら仕事は来ない。
でも、もし売れて別の会社に移籍すると、誰かが痛い目に遭う・・・


あの頃の正月映画は面白かった

許:私が過去に撮影した映画は、殆どが正月映画ではないんですよね!
正月映画だったような印象があるかもしれませんが、
『鬼馬雙星(Mr.Boo!ギャンブル大将)』は9月公開でしたし、
『半斤八兩(Mr.Boo!ミスター・ブー)』は、8月の終わりでなければ、
どこかの終わりでしたし、『摩登保鑣(新Mr.Boo!アヒルの警備保障)』になると、
まさにお正月でしたね。でもそれ一回キリだったと思います!

高:実を言うと、私にとって強く印象に残っているのは、間違いなく、
『富貴逼人(It's a Mad Mad Mad World)』シリーズの第一弾なんです。
あの脚本は、新藝城(シネマシティ)にいた頃、2年間説得しましたが、
そんな庶民的で地味な映画は誰も見ない、今観客が求めているのは、
林青霞(ブリジット・リン)や、林子祥(ジョージ・ラム)なんだ!
美男美女揃いで、衣装も風景も美しい映画なんだと
否定され続けた思い出でありますから。
それで私は、コ寶電影公司(D&Bフィルム)に話を持ちかけた所、
会長の潘迪生(ディクソン・ プーン)は文句一つ言わず、
「このストーリーはとても興味深い!
もっとおバカな映画だって撮るヤツがいるんだから、撮ってみなさい!」
と言ってくれたんです。
そんな『富貴逼人』は、新藝城(シネマシティ)の超大作『衛斯理傳奇
(飛竜伝説 オメガクエスト)』と上映が重なることに。
それは役者から衣装、ロケ地まで、「わ〜」まさに何もかもが美しい映画でしたね。
でも、興行成績は、大差をつけて『富貴逼人』が『衛斯理傳奇』に勝ったんですよ!

許:以前は、映画を見終わらないと、新年のあいさつに出かけなかったものです。
今では、映画の途中でも時間が来たら・・・。本当に見るに及ばないんですよ。
つまり一言で言うなら、「ツマラナイ!」って事です。
面白い映画なら、どんな状況でも最後まで見たいと思いますからね。
例えば、新年の映画を幾つか上げるなら、
『葉問(イップ・マン)』とか、『無間道(インファナル・アフェア)』とか・・・。
これらの映画は、必ず最後まで見るハズです。
「新年を迎えたかどうかなんて関係ない、とりあえず最後まで見てからにしましょう!」って。
また、香港の観客は不思議なものです。
今年はこれを見ようとか、あれを見ようとか、決まった映画がない限り香港人は、
ある“二つの地域”の映画は観るもんかと宣言した事があるのに。
一つは、台湾映画、もう一つは、インド映画。特にインド映画にとってはオメデタイですよね。
今年の興行成績は、インド映画と台湾映画が記録を更新しましたから(1)。
高:ンフフ(笑)
許:それだけ香港人は頭がよくなったんですよ。
その映画が良い作品かどうかには、気をとめなくなるほどね!
ただ面白ければそれでいいんですよ!

1.インド映画『3 IDIOTS』は、2000万香港ドルに近づく勢いを見せ、初の快挙達成。
また、台湾の青春映画 『あの頃、君を追いかけた』に至っては、
華語電影の中でこれまでトップを守っていた、シンチーの『カンフーハッスル』を抜き、
香港映画歴代興行収入トップに躍り出たと言う。


7人の女性に慰められて

許:環境を変えられないなら、自分の見方を変えればいい、
そうした方が楽しくなるハズ。
これは、私がスタンダップ・コメディの題材を探す時の方法なんです!
昨晩なんて、リモコンが壊れましてね、そのメーカーを探していた所、
あ、名前は公開しないでおきますよ!
そのメーカーのメンテナンス部門を見つけまして、
それがあるビルの18階に入っていると言うので、
実際に行って問い合わせてみる事にしたんです。
聞きたい事は一つなのですが。
リモコンのボタンを何度も押すものの、10回に1回しか反応しないんです。
それは「壊れていると言う事なのかな?」と言う問題です。
実際に中に入ってみると、まず番号札を取らないといけないんですね。
私の番号は200番で、その時はまだ150番でした・・・。
順番待ちしている方が随〜分と沢山いましたねぇ。
だいたい一人に掛かる時間は10分程度と言った所。
私の問題は、たった一つだけなんです!
「私は、あなたの所の製品を買ったのですが、これは壊れているのか?」と。
それだけのために、4時間も待たなければならんのです!
その間、誰も相手にしてくれません。
売り場ではね、10数人もの店員がお客を囲んで、
「はいはい、こっちへどうぞ〜!」と一生懸命なのに、
メンテナンスになると、“・・・。”」
基本的に、このような世界では、どうしたら楽しさを見出す事ができるのでしょう?
高:んフフ(笑)
許:7脚ののデスクに、7名の女性がいます。
皆、社員ですが、7人ともとってもキレイなんです!
私は、一人一人鑑賞することにしました。
一人一人また違ったタイプでね、どの女性もとってもキレイなんです!
ずっと見ていましたら、時間もあっと言う間に過ぎて30分が経ちました。
恐らくあれは、観賞用としてキレイな女性を置いているのでしょうな。
あんなにきれいな女性社員を揃えられる会社は、大したものですよ。
リモコンではなくて!ハハハ! ・・・。(苦笑)

(日訳:管理人 Baakkei

動画
はこちら@A

COMMENT
貴重な翻訳有り難う御座います。リモコンの話を拝読するだけで
映画のワンシーンが撮れるような気がするのは私だけでしょうか。

スタンダップ・コメディのマイケルも素晴らしいですが、やはり
映画のマイケルをもう一度見てみたいですね。

話は変わりますが、『カールじいさんの空飛ぶ家』の台湾版DVDを
購入したら広東語版も収録されていて、声優としてのマイケルの声を
聞きました。

マイケル・ホイという喜劇王の偉大さを改めて認識した次第です。

Posted by 馬場 at 2012年01月31日
★馬場さん

いえいえ、喜んで頂けて光栄です。
リモコンの話、訳しながらも、その時の情景が頭に浮かんできて
もう可笑しくて可笑しくて声に出して大笑いしてしまいました。^^
私も、映画のワンシーンとして十分使える題材だと思いました!
昔だったら、『雙星報喜』で絶対にネタにされる所ですよね!

>『カールじいさんの空飛ぶ家』の台湾版DVDを
>購入したら広東語版も収録されていて、
あ、そうなんです!そうなんですよ!
私もまさか台湾版に入っているとは思わなくて、ビックリしました。
それにしても、すごい才能ですよね。
声優初挑戦とは思えないほどのハマリ役!
おかげで途中から、カールじいさんがマイケルに思えてきて、
笑って、感動して泣いて、笑って・・と、たっぷり楽しませてもらいました。
それから、悪党と戦う時、マイケルが李小龍を真似する時の
あの独特の雄叫びが飛び出た時は、もう拍手して喜んでしまいました!(笑)
これは絶対に、英語版よりも広東語版の方が面白いのでは?!^^
と言うわけで、ぜひ日本の子供たちにも、広東語音声&日本語字幕で、
お爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に観ていただきたいなぁ、
そう密かに願う私です☆^^
Posted by Baakkei at 2012年02月02日
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