肥媽私房菜 ゲスト:許冠文 @

2008.12.07 Sun

『肥媽私房菜(肥媽のプライベートキッチン)』は、
肥媽こと、瑪俐亞(マリア)が香港の有線娯楽台(ケーブルTV)で
ホストを務めていた番組である。当時、その番組に新しく作られた
“開心家庭(ハッピー家族)”と言うコーナーに
2008
年、許冠文先生がゲスト出演した。


◆肥媽私房菜
ゲスト:許冠文(マイケル・ホイ)
ホスト:瑪俐亞(マリア)
放送日:2008127
動画:TV 

以下、会話の内容を訳したものである。



元祖喜劇王 その裏にある楽しい家庭とは

肥:マイケル、私たち知り合って随分経つわね。
この番組は、『肥媽私房菜』の他に、もう一つコーナーがあって、
それがこの“開心家庭(ハッピー家族)”なんだけど。
成功する人ってのはね、私が思うに、皆楽しくて幸せな家庭を持っているもので、
それでこそ初めて成功に向けて邁進するための推進力になるんじゃないかって。
あなたは一応 ・・・“スキャンダルが無い人”でしょ!
許:私の場合、スキャンダルが無いのは、上手に隠しているからですよ。
肥:ま〜たまた〜!
許:ハッハッハッ
肥:私は知ってるんですよ!彼が奥様の事を物凄く可愛がっているって!
これは今やニュースではなく、皆さんご存知の事ですけどね。
あなたと奥様は、学生時代からのお付き合いでしょう。
あなたを影で支えていた奥様の力は間違いなく大きいと思うわぁ。
だって、先ずは安穏な暮らしがあってこそ、楽しく働く事ができるのだもの!
奥様が家庭の方をうまく切り盛りしてくれているから、あなたは心配しなくてすむんだもの。
そうじゃなかったら、クリエイトするなんて、そう簡単にデキナイわよ。
許:恐らく、私は運がいいんだと思います。このような賢い妻と結婚できたんですから。
私は・・・お金を管理した事がないんですよ。
例えば、私は映画を撮る事と、アイディアを練る事が好きなんです。
でも、金銭を管理するのは嫌いで。私が妻と結婚してからは、
財政の管理は彼女に任せているんです。子供の面倒も彼女が。
だから私は、映画を撮る事と、稼ぐ事にだけ集中する事ができる。
彼女は、とても上手くやってくれていますよ。・・・料理以外はね・・・・・・
肥:ガハハハハ!
許:ハハハハハ!実際、ここ数十年はとても理想的なんです。料理を除けば!
肥:アハハハハ!
許:料理の話と言えば、これが笑えるんですよ。
彼女は私の為に美味しい物を作りたくて、いつもアナタの番組を見ているんです。
でも、彼女は見るのは見ても作れないんですよ。目玉焼きの作り方も知りませんから!
財テクの方は得意でも、目玉焼きはデキナイ。
だから、フィリピン人の家政婦さん何人かに調理を任せているんですけどね。
毎回あなたの番組を見終わると、彼女は“英語”でそれを家政婦に伝えるんです。
あなたと同じ料理を家政婦に作って貰おうとするわけです。
肥:で、うまくいくの?
許:結果は、どれも食べられたもんじゃないですよ
肥:そんなハズないでしょ!
許:我々がどうして何十年も何の揉め事もなく平穏にやっていると思います?
私はよくできた人間ですから!例えどんなに不味くてもですね、
孫たちと接するみたいにやるわけですよ!「う〜ん・・・これも悪くないね」って。
肥:あ〜、なるほどねぇ!
許:ただ装っているだけなんですけどね
肥:夫婦だって皆ね、お互いを敬い、認め合うべきよね。
だって奥様だって一生懸命やってくれたんだもの。夫婦同士敬うべきよ・・・
許:楽しい家庭を築くために最も大切なものは何か、
それは一言、“親しき仲にも礼儀あり!”だと私は思いますよ。
夫婦になって何十年も経ったからと言って、
「そんな事はもう必要ないだろう!」なんて、くれぐれも思わないように!
一番よいのは、相手を常に新しい友達のように思うことです。
「お前から先に・・・悪いねぇ・・・本当だよ、ねぇ妻!こうしよう・・・
遠慮しすぎだよ、僕が全部食べるから」
本来はこうしなくちゃダメなんですよ。ムードってのはとっても大事なんです!
夫婦ってのは、34年経った頃が最もお互いに興味がなくなる時でして・・・
(ちょっと演技しながら)「・・・もうこんな事しなくたって!」っと言う風にね。
肥:そ〜れはダメよ!
許:そう。 だから客人と接するようにお互い尊敬し合うんです。
まるで、昨日初めて出会ったかのようにね!


幸せな家庭における心配性の父

肥:ここ数年、私とマイケルは色々な席で一緒になる事があります。
皆心の中では分かっているのよね。たとえ再々会わなくても・・・
私は未だに覚えているわ!『合家歡(ミスター・ココナッツ)』の撮影の時よ。
冬だったのに、夏のように見せかけて私泳いだのよね。
そしたら、後で身体を壊しちゃって・・・。その一緒に映画を撮っていた時よ、
あの時、あなたの娘さんは海外に留学中だったのよね?
許:・・・・・・はいはい。
肥:覚えてる?
許:はい
肥:彼はね、娘の事が可愛くて仕方が無いんですよ!
娘さんと電話で話をした後、私に聞いてきたのよね。
「もしも娘が恋愛したとして、何かアドバイスしてあげたかったら、
何て言うべきかな?」って。
私は、「それってあなたの娘さんの事?」って聞いたら、
あなた、「違うよ〜!」って、否定したのよねぇ。
許:ハハハハハ!
肥:そうよ、否定したのよ!あなたは奥さんの他に、
娘さんとの仲もとっても良いのよねぇ。そうでしょう?
許:そうです。今もですよ!毎週34回会ってますから!息子との仲も良好ですよ。
ただ、彼は仕事で北京にいるので、そう再々は帰って来られませんがね。
とにかく私は子供たちと、週に3回は食事しますかねぇ。
ま、少なくとも最低2回は!アハハハハ!
肥:ハッハッハッ
許:と言うのもですね、当時、私の生活はちょっと特別でしたから。
いつも子供たちと一緒にいたんです。元々いっつも一緒に遊んでいた所に、
突然、二人とも一遍にカナダに留学する事になったんです。
飛行機にも付き添って乗ったんですよ!
これから4年もなかなか会えないと思うと、別れるに忍びなくて・・・
肥:そうなのよねぇ。マイケルは子供が可愛くて仕方が無いからねぇ。
許:私は意外にも、こう言う事に関しては・・・・堪えられないんですねぇ。
リーマンショックなんてのは、どうでもいい他人事に過ぎないと思えても!(笑)
肥:他人事!ハハハハハ
許:お金なら、また稼げばいい事ですから。
肥:そうね!そうなのよね!
許:ハッキリ言って、私はまだ稼げますからね!
肥:そうよ〜!
許:金なら大丈夫!だって、“情”ってのは一番大切なものでしょうが!
肥:特に、子供の成長を見ているとね。子供の事が心配になるのよね。
私、知ってるわよ。あなたの娘が結婚すると言った時、必死にもがいていたのは、
娘さんじゃなくて、あなたの方だったのよね。それも長い事!
許:・・・・・・結婚も同じです。
娘が、これからはこの部屋には住まなくなるのかと思ったら、
あの一週間は、娘の部屋の前を通るのも怖かったんですよ!
襲ってくるんです!その・・・恐怖心ってものが。ある意味、ちょっとした変体の域ですよね。
幸い、私には精神科医の友人がいるのでね、いつも叱ってくれたんです。
中でもある一言は、とても役に立ちましたよ。
「マイケル、子供はあなたのものではないんだよ」って。
肥:そ〜うよ!私もあなたに言いたいわ!あなたの財産じゃないんだから。
許:私の財産じゃない!そうだ!
肥:必ずいつかは去って行くものよ。
許:そうだ、いつかは去って行くんじゃないか!
肥:そうよ!その通りよ!覚えてるわよ。あの時もあなたそう言ってたわね!
許:子供たちが離れて行くのは、良い事なんですよね。
その第一ステップが、学業でしょう?!
肥:そう!
許:第二ステップは、結婚でしょう?!
肥:そうよ! 
許:わ〜これらは子供の前途ですよ。親にとっても願ったり叶ったりじゃありませんか!
子供は、私の私物ではないんでしょう。
そう考えたら、次第に吹っ切れるようになりましたよ。
肥:そうよ、中国にはこんな言葉があるわよね。“男は婿に出し、女は売りに出す”って。 
娘ってのは、結婚したら自分のものではなく、他人のものになると思われガチよね!
実は、これも間違った考えなのよ!ちょっと考えてみて、今、二人の孫が増えたんでしょ!
許:今晩にも遊びに来るんですよ。
肥:ほらね〜!それに他にも大勢連れて帰って来るんでしょう。
婿に、息子の嫁、それに加えて孫たちも!そう考えたら、儲かったも同然よ。
許:そうですね!私は、とにかく緊張しやすい人間なんです。
だから、親御さんに忠告したいんです。もしあなたが、私と同じようにとにかく敏感な性格で、
子供が小さい頃からずっと一心同体のような親子だとするならば、
子供が海外留学、そして結婚するとなったら、気が気じゃないハズです。
今から訓練しとかねばなりません。子供はあなたの付属品ではないんだって。
肥:あなたの“生産品”には変わりないわよ!
決して、えーあなたの・・・えー“専用の品”ではないけどね。
許:彼らは、遅かれ早かれ離れて行くものです。祝福して送り出しやるべきです。
だから少しずつ趣味を増やすなど自分を育ていかないと。
あなたのように、バンドを組むとかね。料理をするとか、
妻とのコミュニケーションを増やすとか、新しい友達を作るとか。
少しでも多くやる事を見つけてね。そうすれば少しは気が晴れますよ。

-料理が運ばれてきた-

肥:(ウェイターに向って)どうも!どうも!
これが“シャコの春巻き”よ!こ〜れはイイわ!
こう言う風になっているのはイイわよ〜!自分で殻を剥かなくて済むもの
許:あ〜・・・シャコの春巻きね
肥:で、これは、素揚げホタテの炒め物よ
許:これは、西貢で獲れた地物のホタテですか?
肥:その通り!皆さんよく見てね!これは、地元、西貢で獲れた新鮮なホタテよ
許:私は、香港産の品を支持します!
肥:がんばれホンコン!

肥:ホントに新鮮で甘くて、美味しいわねぇ。
許:うん。本来なら、香港の海の幸は素晴らしかったのに
肥:そうよ
許:香港のアワビは、大連産にも勝っていたんですからね!
肥:今はもう無いけどねぇ
許:無くなっちゃいましたねぇ・・・
肥:新鮮なホタテは、本当に美味しいのよねぇ
許:はい
肥:もう一つ頂くわ。・・・うん、シャコの春巻きを食べる時、
自分で殻を剥かなくていいってのは、これはとってもイイ事ね!
許:シャコの春巻きは、一番いいのは殻を剥かずに済むことですね。
毎回、殻を剥く度に手が汚れますからね。
肥:先ずマッサージしてやらないといけないしね。それからゆっくりと殻を剥いて・・・
うん、いい味してるわ!!

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