肥媽私房菜 ゲスト:許冠文 A

2008.12.07 Sun

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孫と戯れる喜び


肥:私たちは、孫と遊んで喜びを感じる段階に入ったのよね。
以前は、叩いて懲らしめたり、大声で叱ったりしたけれど、
そう言った方法はどれも使えないしね。
私が今、どんな風に孫を連れていると思う?本当に嬉しいのよ。
孫を見ると、怒りなんて忘れて心が喜びで満ち溢れるのよ。あなたはどうなの?
許:(笑) 私も一緒ですよ。
肥:ハハハハハ!
許:私は今、孫には甘い方でしょうね。将来、私が責任を負う必要もないですし。
責任を追わされるのは私の子供たちですからね。
肥:そうよ!責任は彼らにあるからね。
許:孫と遊んでいると楽しいですよ。
肥:そう、そうなのよね!それに、孫が我々を若返らせてくれるのよね!
孫とおままごとしていると、いっつも孫が先生の役をやりたがるのよ。
孫が先生だから、私が生徒になるんだけどね、実は私自身もエンジョイしてるのよ。
許:私は今、孫が二人いるんです。私の娘が男の子を生んだのですが、
娘が心配性なんですよ。私が孫にちょっとでも触ると、
「手を洗ってからにしてよ!」って私に言うんです。(笑)
おかげで今暫くは、気安く孫に近づけないんですよ。
しかも、我々は同居しているわけではありませんから。
偶に訪ねて一緒に遊ぶだけなんですけどね。
私の息子にもまた一人娘がおりまして。今、私は毎日その孫娘と遊んでいるんです。
恐らく・・・私は、特に女の子が好きなんでしょうね。
肥:そうなの!異性同士は惹かれ合うのよね!
許:彼女は、毎日朝起きると私のベッドに這い上がってですね・・・
アハハ、こうやって・・・私のメガネで遊ぶんですよ。(笑)
私は、大人の話し方で彼女と接しているんですよ!
「おい、それはイケませんぞ・・・」って。悩み事だって、彼女に話すんですよ。
「今日は仕事しなくてもいいんじゃないかと思ってね・・・
一日休みたいなぁって、キミはどう思うかね?」
肥:アハハハハ!
許:(笑)それがなんと、少しずつですがね、私が何を言っているか、
彼女は本当に分かるようになるんですよぉ!
肥:分かるのよぉ!
許:少しずつ聞いて理解するようになるんですねぇ
肥:そうよ!分かるの、分かってるよぉ。
あなたは、彼女の事をイイお友達だと思うべきよ。
許:最近、私は孫娘に、ある方法を試している所なんですよ。
叩いたり怒ったりしないで、彼女を教育できるか、と言う。
今や体罰や怒鳴るのは間違った教育方法ですからね!
肥:効果ないのよ!
許:私は以前、また別の方法で息子を教育した事があるんです。
褒めると言う方法でうまく行かないか試してみたんですよ。
今になって気付いた事ですが、あの実験は成功だったと思いますよ!
彼女がよくできたら、褒めるんです。 「GoodGood girl!」って。
肥:Good girl!」 (←マイケルの真似して)
許:もし、間違った事をしたら、ただ「Not so good! NoNo!,NoNo!」
って言うんです。で、間違いを正す事ができたら、その時は「GoodGood!」って。
肥:アハハ
許:二回ほどやってみると、彼女は分かるんですよ。これは正しい事なんだって。
肥:そうね!
許:もし、「ダメだよ」と言えば、正しくないって事ですし
肥:褒めるのは絶対に大事よね。
以前は、孫と遊ぶ事の楽しさが分からなかったんだけど、
今、私たちを見てよ!孫の話になった途端、笑みがこぼれちゃって


肥:私思うんだけど、昔あなたは、中学二年の時よ、夜間学校に行って、
中学四年生を教えていたなんて、あなたの度胸は大したものねぇ!
許:そうですよ!私は必死でしたから。お金がなかったので、本当になかったので!
環境は悪い方が人間は鍛えられるんですねぇ。環境が悪いのは良い事ですよ。
だから、私は親御さんたちに忠告しておきます。
子供たちには、絶対に苦労させるべきです。
肥:それは絶対よね!
許:苦労してこそ初めて花開くんですよ。
肥:悪環境で育つと、挑戦することを恐れないしね。そして成功するのよ。
自信に満ち溢れているからね。
許:背水の陣と言う気持ちですよ!
肥:あなたは、夜間学校の教師から始まって、本当は芸能界に足を踏み入れるつもりなんて
なかったんでしょ。どうして最後は芸能界に身を投じる事になったの?
許:それは生活が実に苦しかったからですよ。私は大学に進学したかった。
でも、中学(※1)卒業後、師範学院で一年間教育課程を学び、教鞭を執る事に。
母から、「あなたには弟と妹たちがいるのよ、大学進学はダメよ、
自分を犠牲にしてでも早く稼いで家族を養わなくちゃ。弟たちが大学まで行けるように!」
って言われたんです。でも、私の進学への想いは強かったんですよ。じゃあどうするか?
当時、既に教職に就いていましたが、何が何でも中文大学に行きたかったんです。
当時・・・・・・、母は勉強を続けてもいいけれど、その代わり一つ条件があると言いました。
大学に通いたいなら、家計に支障をきたさないことだって!ハハッ!(笑)
肥:ア〜ハハハッ!

1:香港の教育制度はこちらを参照



ハハハ!の喜劇人生

肥:(スタンダップコメディのDVDを指差しながら)あなたのトークショー、
あの時、私香港にいなかったのよね。(と言って、マイケルにDVDを見せる)
許:(マイケルもDVDを手に取りマジマジと見つめながら)あ、はい。
これはあなたに差し上げますから!
肥:私、必ず見るから!!
許:家に帰ったら見てください
肥:分かったわ!!
TV
から始まって、映画にトークショー・・・と、舞台に至るまで、
長年あなたは、いつだって人を笑わせ楽しませると言うイメージだけど、
どんなメッセージを観客に伝えたいのかしら?
あなた自身が楽観的な性格だから、楽しいメッセージを皆に届けたいとか?
どうして、“コメディアン”と言う枠を越えようとしないの?
許:私は、人生が苦しく短いものだと本当に思っているからです。
人生は本当に辛く儚い。殆どが悲しい事ばかりです。
悲しいものである以上は、皆、楽しく生きる術を求めたいと思うものです。
どうして“悲劇”を撮らなければならないんでしょう。特に昨今は、
新聞をめくったり、TVのニュースを見れば、どのニュースも、
あらゆる“悲劇”よりも更に悲惨なんですよ。そうでしょう?
肥:その通りね
許:あらゆる悲惨で、残酷な事件を目にしてきたのに、
映画でまた、この世はとても悲惨だと伝える必要があるのですか?
必要ないですよ。皆、分かりきっていることですから。
それよりも知りたいのは、どうすれば楽しくなるかって事だけですよ。
だから私は、ジョークを言ったり、或いはコメディ映画を撮ることで、
ハッハッハ〜って儚い一生を送れるんじゃないかとずっと思っているんです。
楽しむ事を前提に、人生を謳歌する。それ以上悲惨な事を言うのはやめにして。
だから、私は改善したいとは思いませんね。
肥:あなたって、実はすぐ満足しちゃう人間なのね!
あなたは事業が大成功を収めていた時、更にTV番組を制作して、
許冠傑に詞を書いた事があったわね。著作権料を貰って。
そして歌も歌えて・・・そうよ!あなた、歌ってたわよね?
許:私は歌ってませんよ!
肥:歌ってました!
許:私は歌いたくないんです。
肥:歌えるわ。あなたは歌えます。なぜかって?それはね、
当時、私たちがステージに上がって歌っていた時よ。
彼はね、ステージで歌ったんですよ。私と、あなたと、ジョン、そしてフィリップで。
私たち、いつもステージで歌ってたじゃない。彼の歌はなかなかイケるのよ!
許:まぁ私の話を聞いて・・・
肥:それなのに彼ったら、私に稼がせてくれないのよ。
彼の為の歌のステージを用意しようとしてたのに。
私はまだ、心にしっかり留めているんだからねぇ!
許:私が先ほど言ったのは・・・、『雙星報喜』の第一回目の放送で、
私と阿Samは、監督の梁淑怡から言われた通り、それぞれ二曲ずつ歌を歌い、
またジョークを披露しました。この回は、とても人気があったんですよ。
しかし、監督の梁淑怡は、こう言ったのです。
「あ〜マイケル、私たちが思うに、やっぱりあなたは笑いに専念して。
歌の方は、あなたの弟さんに任せた方がいいわ。(笑)」
肥:(おかしくて、噴出しそうになるマリア)
許:私は大学時代・・・
肥:ホントにそんな風に言ったの?
許:そうですよ!私は大学時代、バンドのボーカルをやっていたんですよ。
カッコだけでなく、実力もあったんですよ。まさか彼女にこんな事言われるとは。
“私は笑いに専念して、歌は弟に任せて”、彼女は少し控えめに言ったのですが、
勿論、私はその意味が分かりましたよ!
その日から今に至るまで、私は一曲たりとも歌わないことにしたんです。
肥:実を言うと、私は彼(マイケル)の歌を何度も聞いた事があるんだけど、
彼の歌声はとってもステキなのよぉ!ハモりながら一緒に歌った事だってあるんだから!
彼は、本当に歌が上手いのよ!ステージの上で歌わせようとしたんだけど、
彼ったら、いやがるのよ。本当に上手いのにぃ!
許:ステージと言えば、お客がお金を払ってもいいと思うのは、勿論、
最高のものを観たいからです。私なんて、どんなによくても二流、三流です。
この世界は一流にしか関心がないんですよ。
もし一流でないのら、ステージに立たない事です。
肥:うんうん
許:私はね、そう思うんですよ・・・・・・。例えば、お金を寄付して、
その上、タンゴまで踊ろうとする方が大勢いらっしゃいますが、
ホント嫌になりますね!寄付するだけでいいでしょう。
どうして私がそんな我慢してまで他人が踊るタンゴを見なきゃならんのですか!
その方たちは一流なんですか?
肥:(口の中のものが噴出すのを我慢しながら笑いこけている)
許:一流なんですか?・・・。
肥:(笑いをこらえるのに一生懸命)
許:寄付するなら、一流のダンサーを招いてですね、
我々に一流のタンゴを披露する のが当然でしょうが!頼みますよ!
私が言っているのは、こう言うことですよ!・・・・・・。
肥:もう〜あなたのせいで、窒息する所だったわよ!アハハハハ!
許:そ、・・そんな・・・そんなに面白いですか?
肥:ア〜ハハハハ!
許:近頃の人は、もっと無茶苦茶ですよ。彼らは、寄付をした後、
その本人がステージに上がって歌いだすんですから。はぁ〜それも10分あまり、
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分近くも歌うんですからね。(笑) これはもう観客への嫌がらせですよ。
まったく!いい加減にして貰いたいですな!
肥:ア〜ハハハハ!
許:・・・・・・。
肥:もうダメ、ちょっと水飲まないと
許:今の世の中は既に、人々が身の程をわきまえる能力さえも失うまでに
“発展”してしまったのでしょうかね?
だから私は、この場を借りて皆さんに忠告したいんです。
ステージに立つのが好きな方、皆、最も良いものを求めているんです。
一流の方だけを見たいんです。二流の方は、どうぞご遠慮ください。
もう少し謙虚になりましょう。先ほど、あなたは私の歌がどれだけイイか
アピールしてくれましたが、私の歌は恐らく三流ですからね。ハハハ!、
あはたは一流、私は三流です!
肥:ハハハ
許:三流は当然歌いませんよ。二流でもダメですから!
あ、自分のパーティーなら歌ってもいいですよ!
肥:あなたの見解はとっても独特ね。私、素晴らしいと思うわ。とってもイイわよ!

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