Home Sweet Home 許冠文E

2009.05.02 Sat

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鄭:あなたは、奥様とどのように知り合ったのですか?
許:我々は同じクラスだったんです。
鄭:同じクラスって、中文大学の?
許:中大、はい。中大の同級生です。事のあらましは、
私が大学に通っていた頃は働きながらでしたから、
しょっちゅうあちこち飛び回っていて、クラスメートと接する機会さえも
無かったんですよ。ましてや、恋愛するなんて絶対に不可能で!
私が大学に通っていた時は、同時にテレビ局でも働いていましから。
鄭:そうですね。
許:その上、夜間学校で講師のバイトをしないと生活できなくて。
私は長男なので、家族を養わないといけませんからね。それに、
学校の授業もいつもサボっていたので…恋愛する時間なんてあるわけがない。
そのせいで、女性と出会う機会もとても僅かでした。
だから彼女が私に近づいてきたんですよ。アプローチも、彼女の方からなんです。
私には、ゆっくりと恋愛している時間がありませんでしたから。
鄭:こんなに長々と説明したのも要は、“彼女の方からだった”
と言う事が言いたかったんですよね!(笑)
許:(笑) ま、そう言う事です。私は当時、学校内でも注目の的だったんです。
私は、学生自治会の会長でしたから!夜のダンスパーティーで、
ギターを弾いたり、歌を歌うのも、全て私の仕事だったんです。
学生弁論大会だって私の担当で…
鄭:忙しくて時間がなかった…って言ってませんでしたっけ?
どうやったらギターを弾いたり、ダンスパーティーに行ったり、会長ができるんです?
道理で、クラスの女子があなたを好きになるわけだ!
許:これらは単なる表面上はって事ですよ!モテなかったら何にもなりませんから…。
勿論、私の妻はクラスの女子の中では一番でしたけどね。
よかったら、私から今の女性に言っておきたい事があるんです。
私が思うに…、あ、これは、私の娘にも教えた事なんですけどね。
男性を追い求めたいなら、男性の方から近づいて来るのを待たない事です!
もし男性から告白されて、それから答えを選ぶなんてバカですよ!
同時期に何人かの男性たちから告白されたとして、
あなたには、どれだけの選択肢があるでしょう?
4
人が同時にやってきたら、あなたには、4つの選択肢しかないんですよ。
でも、あなたから男性を追い求めるなら、選択肢は無限にあるわけでしょうが!
鄭:(笑)
許:つまり、あなたが気に入った男性がイチバンだって事です。
あなたの全ての条件を満たしているハズですから。
問題は、相手があなたの事を好きになってくれるとは限らないって事。
だから当然、あなたの方から彼にアタックしなければならない!
女性は絶対に…積極的でなければ
鄭:積極的?
許:積極的に動けば、必ず有利になります。勿論、積極に動くと言うのは、
必ずしも本当に女性の方から告白すると言う事ではありませんよ。
相手に、そう仕向けるんです。相手に告白させるようにね。
これが、“やり方”ってもんです!相手に選んで貰うのを待ってたらダメです!
鄭:奥様があなたと結婚した後、彼女には自分の仕事があったのですか?
出産する前は、奥様には自分の理想を持っていたのでしょうか?
許:彼女の理想は、私をサポートする事でした。これが彼女の全てです。
それも、ちょうどいい具合にね。我々が結婚した時…、
私が映画を撮り始めた時に結婚したんですよ。
だから1本目を撮っていた時に、彼女は既に第一子を出産していました。
彼女が私にしてくれた最大の支えは、私が毎日仕事で疲れて帰ってきた時に、
彼女が子供たちをキチント世話してくれているのが見えた時です。
誠心誠意尽くしてくれて、こんなに上手くやってくれて。これが妻の私への最大の支えです。
大学時代、彼女は私に“タグ”をプレゼントしてくれた事があって、
彼女は今でも、その“タグ”には効き目があると思っているようで。
それには『World's Greatest Fan』、彼女は私の最大の支持者だって。
彼女は、私の才能をとても買ってくれているんですよ。
なぜだか分かりませんが、特に芝居に関してだったり・・・。
夫婦道…、夫婦の間で最も重要なのは、所謂愛情です。
それが何かは知りませんが、実際問題、お互いに譲り合うキモチが必要で、
譲歩する事はとても重要な事なんです。
夫婦の絆を育むのに最も重要なのは、やはり評価する事。
お互い相手の事を評価し合う。相手がイチバンだと思う事です。(笑)
相手の事をホントにスゴイと思う。そして数十年後もやっぱり変わらずスゴイなぁって。
こう思える事が最も大事なんです。こう言う思想を育む事です。

鄭:彼女はあなたの“World's Greatest Fan”!ならばあなたは彼女の何なんですか?
もし、あなたが彼女に“タグ”を贈るとしたら、あなたは何て?
許:もし私が妻に贈るとしたら、私も同じような言葉を書きますよ。
ただ私のは中国語で、『世界で一番魅力的な人』って。(笑)
私も妻を評価していますからね。彼女のする事全てを。
子供の世話の仕方にしても、その一つ一つの細かいことを、
沢山の参考書を読んだり、多くの人に聞いたりして。
どんなミルクを買おうか決める事から始まって、どの学校が一番良いかなど、
私は何も心配しなくてよかったんです。彼女は一人で完璧に子育てしてくれました。
私が困難にぶつかると、必要があれば彼女はどんな事でも力になってくれました。
特に財務に関する事は、私は全くダメなので。
お金を管理する事に関して、私はメチャクチャなんですよ。
だから幾ら金を稼げても意味無いんです。お金の管理は、彼女に任せているんです。
彼女が自然とうまくやってくれますから。ひいては投資まで!
鄭:ケンカする事は?
許:ありません
鄭:ない?
許:だって、彼女が一番偉いのですから!そうしろって言ったら、そうしますよ。
まぁでも、お酒を飲みながら話をする事があれば、その時はいつもの方法を使います。
私の機嫌がよければ、分析が始まるんです。
鄭:物事を細かく見ていくわけですね
許:そうです!私は、こうすべきだと思っているのだが、お前はどう思う?とか、
お前は、どうしてそうしようと考えるんだ?と。そうしていく内に、次第に
夫婦間でコンセンサスを得られるわけです。合意が得られれば、
ケンカする必要はありませんからね。ただ、テーマによってはね・・・。
私の創作に関する事でなければ、一般的な小さな事だったら、
私は彼女の考えが正しいと言う事にしていますよ。
そうでなければ、何十年も一緒にやっていけませんからね。
実際問題、是であれ、非であれ、人間には絶対なんてありませんから。
鄭:はい!
許:今あなたに、一生を共に生きる、朝夕を一緒に過ごす人がいるとします。
そんな機会があるのに、相手を誉めると言う事をしない手はないでしょう。
だからですね、人ってのはとっても簡単なんですよ。
相手を悪く言ったら終わりなんです。「お前なぁ…!」…終わりですよ。
何を言っても無駄なんです。「お前なぁ…」を言っちゃった後はね。
…ハハハハハ…終わりですよ。
鄭:(笑)


マイケルが思う HomeSweet Homeの定義﹒﹒﹒

許:こうして聞くと、夫婦の付き合い方って簡単そうに聞こえますが、
実は、この道理を実行する事がとても重要なんですよ。
Home Sweet Home
、私が思うに、最も重要なのはお互いが・・・(指をグーとしてみせる)。
これで、この何十年自然とラブラブでいられるんですよ。
鄭:お互い誉め合うんですね!
許:そうでしょう!あなたが誉めるんです。彼女を褒めなければならないんです。
忘れてはなりませんよ。Home Sweet Homeは、夫婦二人が何十年も付き合って
築かれるものなんです。最も大切な事は、あなたが相手を誉める事です。
他の人は別にいいんです。彼女にとって大事なのは、あなたなんです!
あなたからも誉められないってのはヤバイですぞ!(笑)
他人は関係なくても、あなたの賞賛は大事でしょう。
日夜、あなたの傍にいる。そのずっと傍にいる存在からも誉められなかったら、
それはかなり深刻な問題になりますよ。気が滅入っちゃいますからね!
ですからこのHome Sweet Homeのために大事なのは、
先ずはお互いを誉め合い、お互いを尊敬し合う事です!

鄭:何かメッセージは・・・ぜひ娘さんに一言!
許:全ての人に対しても、この言葉になるのですが、
それはつまり、私はこの一生を掛けて彼らを愛するって事です。
もし来世があるのなら、私は本当にもう一度彼らと一緒になりたいと思います。
ただ、過ちも幾つかありますから、私が改善するのを除いて、
もう一度、同じ人たちと一生を送りたい!
私は心からそう思います。(笑)

鄭:今日は本当にありがとうございましたぁ。
許:どうもどうも(笑)
鄭:今日は沢山のことを悟りました。
(カメラに向って)俺はわかったよ!妻よ、キミは本当にデキルヤツだ、ね!(笑)
(マイケルの方を見て)誉めなきゃね!でしょ!(笑)
許:(マイケルもカメラを覗く) ハハハハ
鄭:ハハハハThank you
許:Thank you

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